雑食系ボードゲーマー おーしの迷走記録帖

ソロリプレイやゲーム会など、ボードゲームについて。

お気に入りボドゲ番付【2019年01月末】

少し更新が滞っていてすいません。
なかなか纏まった時間が取れず、体調不良などもろもろが重なってしまい、時間がかかってしまいました。

 

さて、今回は私の2019年1月現在のお気に入り番付表を公開します。
2017年の途中からボードゲームの活動を一時停止していたため、どのボードゲームが好きだとか、評価がどうであるのかとか、気にしている余裕がありませんでした。

その後復帰し、それなりに遊ぶ機会も増え、様々なボードゲームを遊ぶことが出来ました。最近、ふと自分の中でどのくらい評価している作品があるのかが気になり、久々纏めてみようかと思いました。

そこで、以前他のSNSで公開していた、お気に入りベスト10を作成しようと思いました。前回は2017年初め、前々回は2015年末に作成しています。
ただ、そちらのSNSは閉鎖してしまったので、このブログにリプレイ記以外のコンテンツとして載せて反応を見ようと思い、少しづつ準備を進めてきました。
 

ちなみに、以前公開していたベスト10は、以下のようになります。

● 2015年末
 ・ 1位 アグリコラ
 ・ 2位 宝石の煌き
 ・ 3位 世界の七不思議
 ・ 4位 ツォルキンー部族と預言(拡張セット)
 ・ 5位 テラミスティカ(拡張込)
 ・ 6位 チケット・トゥ・ライド
 ・ 7位 ボーナンザ
 ・ 8位 プエルトリコサンファン込み)
 ・ 9位 コロレット
 ・ 10位 ゲットスイートラブ
 ・ 次点 コルトエクスプレス、カヴェルナ、アルルの丘

● 2017年初
 ・ 1位 コンコルディア
 ・ 2位 アグリコラ
 ・ 3位 ツォルキン
 ・ 4位 カタン
 ・ 5位 マルコポーロの旅路
 ・ 6位 宝石の煌き
 ・ 7位 ザ・ゲーム
 ・ 8位 世界の七不思議
 ・ 9位 コンプレット
 ・ 10位 NATIONS THE DICE GAME
 ・ 次点 パッチワーク、オロンゴ、ナイアガラ

 

作成中、ベスト10では足りないということになり、今回は番付表となりました。
ほぼ2年ぶりのお気に入りがどう変化したのか。また、新しい作品はどうなのかを検討した結果、前回のベスト10作成までに遊んでいるものは名作枠として、この2年間で新たに遊んだものはニューカマー枠として、番付表の東西のように分けてみました。
人によって評価が分かれる作品も多々あると思いますので、あくまで参考程度に見て貰えたらと思います。

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当初、これら作品の全てに色々と語る予定でしたが、元々そういうのは得手ではないのと、時間がいくらあっても足りなかったので、前頭以降はピックアップの形でいくつか載せていきます。

 

名作枠

・ 横綱 「マルコポーロの旅路(足跡)」

 シモーネ・ルチアーニの作品にハマる決定打となった名作。しばらくはこの地位は揺るがないハズ。旅をしたり資材を入手したり契約を獲得して履行したり、というのはボードゲームにはよくある内容だが、これに個性的な各キャラクターの能力が合わさることで味わったことのない爽快さが得られるのが魅力。

 年始に導入したヴェネツィア拡張もとても良かった。少し前から導入しているミニ拡張も合わせてプレイの幅が広がって、悩みも増えたがそれ以上に楽しさが増した。5人プレイなら尚更。でも、何人でやっても楽しいのでマストってのはない。

・ 大関 「コンコルディア

 このボードゲーム、実は初めてプレイしたのは実際のボードゲームではなく、インターネットでボードゲームが遊べるサイト、boiteajeuz.netだったりする。たまたまどこかのサイトで紹介されていたのを見て一目ぼれ。ルールを確認して更に気に入り、その後入手できるようになったので即購入した。

 いかに自分の行動を得点に繋がるように連鎖させていくかを思考するのが楽しい。ゲーム中に各自がどのくらい点数を稼いでいるのか分かり辛い点が、逆に楽しさを引きだしている点なのかな。最後まで全力で自分の点数を伸ばそうと躍起になるので、熱中するのもわかる気がする。

 色々なマップが拡張として発売されているが、それぞれ特徴があって面白い。勝ち筋が見えづらく、何度も繰り返しプレイしたいと思わせてくれるのが魅力の一つと思う。 

・ 関脇 「ツォルキン:マヤ神聖歴」

 歯車ぐるぐるは楽しい、こんな仕掛けはなかなかない。ワーカーを置くか取るかだけだから簡単だよ!と言っているが、これがなかなか受け入れてもらえない。コイツの魅力を語るのはとっても難しい。

 初めてプレイしたのは、東京出張中に行ったゲーム会だったな。あの時はボロボロに負けたけど、まだ初心者の頃だったから、余計に鮮明な記憶として残っている。

 コンポーネントが非常に綺麗。歯車も傑作だと思うけど、一番はやっぱり水晶髑髏かな。ルールも良く纏まっていて、素晴らしいバランスの作品だと思う。

 経験の度合いによって大きく差の出るゲームといえる。だから、皆でやって欲しいんだけど、他にもゲームあるしなかなかそうはならないよねっていう。カオスな4人プレイが好き。

 慣れたら拡張も入れるといい。5人まで遊べるようになるし、更に厳しさが増して、ガクガクブルブルあばばば。

 ・・・ひとまず、金金石石コーンコーンの意味を理解するところから始めようか。

・ 小結 「ザ・ゲーム」

 色んな場面で活躍する、協力型コミュニケーションカードゲーム。1~99の数字が書かれているカードを昇順か降順に出していって、皆で全部のカードを消費しきるのが目的。このゲームは語るより、実際やったほうが説明が早い。

 直接的な数字を言ったりしてはいけないので、怪しげな会話が発生する。気心の知れた仲間と遊ぶなら、ワイワイ遊べて皆で検討を称えあったり悔しがったりして、最終的な感情を共有できる。面識のない人と遊ぶ場合でも、盛り上げ役がいたりすると場が楽しくなって、最終的に仲良くなれる。

 ルールに関して言えば、基本を守っていれば少し緩くしたりキツくしたり、ハウスルールでなんとでもやれるんじゃないか。とにかく皆で楽しめればいい。皆でいぇーい☆したい。

・ 前頭以降

 ピックアップでいくつか。自分は所有していないが、他の方にやらせてもらった作品について。「エルグランデ」は、あの塔がいい味を出してる。エリアマジョリティ作品の中では非常に好感が持てる。「ケイラス」は、プレイさせてもらって楽しかったので、BoardGameArenaで何度も遊ばせてもらっている。「ハンザ」は単純にもう一度やりたいなぁって。

 後は、今までランクインしていなかった作品について。バトルラインは、基本2人用だが、バリアントで3人用ルールがあったので、久々プレイしたら楽しかった。今度マニュアルだけでなく、カードも日本語化したい。「犯人は踊る」は、4人以上ならいつでもサクサク楽しめて好き。つい、何度か繰り返しやっちゃう。サンファンは、プエルトリコとはまた違った楽しみがあるよね。

 

ニューカマー枠

・ 横綱 「テラフォーミング・マーズ」

 うちのゲーム会の全メンバーがプレイ済み。何度でも、またやりたいと思わせてくれる魅力が存分にある。初めていくつか遊ぶためのアイテムを手作りしたし、相当力を入れた作品でもある。

 担当する会社によって特殊能力や初期状態が異なり、プロジェクトカードを使用して火星を開拓していく。色々発生する連鎖が楽しいし、プレイ順にも悩まされる。一番大事なのは、どれだけ火星を人が住める環境に出来たか、という貢献度か。

 Steamで配信されたデジタル版もあるが、まだまだこれからのバージョンアップに期待したいところ。

 ヘラス・エリジウム拡張を入手出来ていないのが痛い。日本での再販があるかわからないから、最悪海外からになるだろうか。今後発売予定の他の拡張にも期待している。

・ 大関 「ガンジスの藩王

 ダイスとワーカーの使い方、盤面のマークの意味が理解できればゲームの大半の説明が終わるので、たまに軽ゲーなんじゃないかと勘違いする。インストしやすい。

 地味な見た目で、プレイにも派手さはない。では何が気に入ったのかというと、アクションの仕方が直感的にわかりやすい点と、たまに発生するアクションコンボにあると思う。船の進み具合やタイルの取得、配置によってコンボし、一気にお金や名声点が得られる。これでゴボウ抜き出来たときは非常に爽快だった。

 ゲームの終了条件も少し変わっていて面白い。ボードに描かれているお金と名声点が必要で、お金は反時計周り、名声点は時計回りに進めていくように描かれている。これらを集めていくとどこかで交差するので、これが終了フラグとなる。お金と名声点のバランスをどうするか悩むのが楽しいです。

・ 関脇 「アズール」

 短時間でプレイ可能、コンポーネントも非常に綺麗な作品。ルールも解りやすく、ちょうどいい感じで気軽に遊べる。確かにボードゲームカフェなんかでは流行りそうな感じはわかる。

 5種類あるタイルを上手に獲得して、自分の担当している壁に配置していく。上手く配置して壁を作っていき、最終的な点数に繋げる。1回の手番に獲得できるタイルは1種類だけで、もし置ききれないタイルがあった場合は、得点の損失となる。

 自分としては4人がマスト。2~3人だと逆に他プレーヤーの行動推測をしてしまって時間がかかる。カンタン思考でガチにならない程度がちょうどいいゲームだと思う。

・ 小結 「クランズ・オブ・カレドニア

 色んなボードゲームの要素が少しずつ織り込まれていて、それでいて独自のゲーム性を実現した名作。コンポーネントが多いので、若干準備に時間がかかるのがたまに傷。

 どのように得点を確保するかを考えつつ、陣取りしていくか。資源の確保や契約の獲得、商人の追加や輸送力の向上など、考えることはやや多め。そこに各プレーヤーが担当する種族の特性が加わって、なんともえいないジレンマが発生する。

 個人ボードに大半の情報が描かれており、一部の特殊な効果さえ押さえておけばなんとかなる。ただ、契約履行が重要なキーだと思うので、そこをどのように熟していくかが悩ましい。肉の入手方法とか、なかなか面白い要素だと思う。

 箱が小さめな割に重さがあり、その中にしっかり内容が詰め込まれている。玄人向けっぽくて、色々濃い。ボードゲーム初心者にこのゲームを出すのはちょっと勇気がいるかな。

・ 前頭以降

 正直、まだまだプレイ回数が足りていない作品もある。「テラミスティカ ガイアプロジェクト」「ニュートン」「ローランド」あたりは、もっと上位に行けると思う。そのための時間が自分に足りてないのが、非常に悔しい。今後再戦したい。

 「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」は、正直ここまで上位に食い込むと予想していなかった。ダイスを振るのはスタートプレイヤーだけだし、アクションは先に取ったもの勝ちだし、あっちもこっちもやりたいし。でも、意外とスッキリしたプレイ感で、とっても楽しい作品だった。上級ルールや拡張も入れたが、評価するにはまだプレイ回数が足りないかも。4人でのカオスプレイが好み。

 「戦国ドミノ」は、毛利元就が入っているからと理由で好き。いや違う違う。戦国時代と聞いたら黙っていられないのが性。総合的に見た世界観では戦国っぽさはないんだけど、単純に楽しいゲームだと思う。対決するにはちょうどいい。

 「カヴェルナ:洞窟対決」は、何がいいって、非常にお安い。こういった「アクションを選択して実行、それによるジレンマ」を安価で楽しめるというのはなかなかない。1人でも出来るが、楽しいかと言われるとちょっと難しいかな。

 

後書き

この記事の作成に1か月以上かかりました。当初は昨年12月末時点でのランキングにしようと思っていたのですが、なかなか纏まらず。年末年始で久々遊べた作品もあったし、順位にも大きく変動があったりしたので、1月末時点ということで作り直しに。

その後も感想を書くたびに、あーでもないこーでもないと、何度も書き直し。日によって書き方も違えば、ダークサイドに堕ちた日などは負の感情満載のとても見せられないものになったりして。

たくさん記事を書いている人って、本当尊敬しちゃいます。自分はそこまでは出来ないような気はしてるけど、今後の自分の人生に何かプラスになればいいな。

前頭以降の作品はピックアップして少ししか語れていないけど、是非これについての話を聞きたい!というのがあれば、コメントでも残していただけると幸いです。

ではでは。